今回のW杯は、3つの大きな恩恵を開催国のロシアにもたらしました。
💴:1685億もの経済効果
🔝:落ち込んでいたイメージのアップ
🤝:W杯外交で多くの首脳と会談
世界中から人が集まり、そして世界中に放送されるW杯。
ロシアにとって最高の「武器」となったようです。
恩恵1:1685億円もの経済効果
今回のロシアW杯による外国人観光客の経済効果は1685億円に達すると言われています。クレジットカードの利用状況から194カ国以上からロシアに入国していることが確認され、その数は300万人に登りました。また、一人当たりの平均支出額は500ドルほどで、飲食費で109億円、宿泊費で88億円の経済効果があったようです。
恩恵2:ロシアのイメージアップ
2014年のクリミア併合や2016年の米大統領選介入疑惑などで国際的なイメージが低下していたロシア。経済制裁も受け、国際的信用も国内経済も厳しい状況だったのですが・・・、
円滑な大会運営やロシア代表チームの躍進などで、ロシアは国際的なイメージアップに成功しました。
恩恵3:W杯外交の展開
このW杯を利用して、ロシアのプーチン大統領は多くの首脳と会談を行い、積極的な「W杯外交」を展開しました。大会期間中やその前後でアメリカ、フランス、サウジアラビア、クロアチア、韓国の首脳と会談を行い、一部の首脳とは試合を観戦するなどして交流を深めました。
ロシアの地元メディアは「プーチン氏はサッカー外交でロシアに関する(否定的な見方など)西側の作り話を打ち砕いた」と報道しています。
参考記事:
日経(FT記事)https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33195060Q8A720C1000000/
時事通信:https://www.jiji.com/jc/article?k=2018071400392&g=use
Newsweek: https://www.newsweekjapan.jp/kimura/2018/06/w_2.php