政治というと、ネガティブなイメージを持っている人が日本にはたくさんいます。
日々、メディアで目にする政治家像はスキャンダルが多いからでしょうか。
先日も、民進党の「将来の4番」などとも言われていた、期待の星がスキャンダルで辞任しました。
「保育園落ちた、日本死ね」と題したブログを取り上げ、子育て政策に関する国会論戦をしたことで
一躍、有名になった民進党の山尾志桜里議員。
ミュージカル「アニー」の初代アニー役を務めたこともあるそうです。
東大を卒業してからは検察官に。その後2009年の政権交代の時に、民主党議員として初めて当選しました。
そんな山尾議員は民進党の期待の星として、目をかけられていました。
その証拠に、民進党の実質No.2である幹事長になることも決まっていたくらいです。
言わば、新入社員が20代のうちに執行役員…や、会長がいる会社の社長になっちゃうようなものでしょうか。
しかし、そんな山尾議員は明日にも幹事長になる!という時に不倫スキャンダルが発生。
幹事長になれないばかりか、民進党を辞める羽目になってしまいました。
山尾議員に限らず、日本では政治家のスキャンダルに対して非常に厳しい目が向けられます。
これは、アメリカでも同じようです。
日本の政治家は、聖人君子であることが求めれる一方、
アメリカの政治家は、スーパーヒーローであることが求められるといいます。
一方で、フランスをはじめヨーロッパの国では、政治家は仕事とプライベートを分けて評価されているようです。
実際、今年の5月に日本のメディアを賑わせた、マクロン大統領の年の差婚。
これは、当のフランスではほとんど話題にされていませんでした。
フランス人にとって大切なことは、マクロン氏の人となりやプライベートの事情ではなく、
マクロン氏の政治的な手腕でした。
投票率がおよそ8割に届く国フランスでは、素敵な良い人より、政治に関する仕事屋が求められるのかもしれません。
そんな政治家に対する評価の違いは、
国民性や宗教観にも裏付けられているそうです。
人間性から仕事の腕まで、政治家の評価軸は様々ですが、
みなさんにとって、政治家に必要な素質とは、何だと思いますか?