アメリカのドナルド・トランプ大統領と北朝鮮の金正恩国務委員長(朝鮮労働党委員長)は、歴史上初となる米朝首脳会談を6月12日に開催しました。
そのポイントは以下の通りです。
開催自体が危ぶまれるような時期や、両者が挑発とも取れるような敵対的な言動を見せる中開かれたこの歴史的な会談では、米朝共同声明が出され、両首脳がそれに署名する形で合意しました。
金正恩委員長は朝鮮半島の完全非核化を約束。それに対してトランプ大統領は北朝鮮に対して体制の保証を与える約束をしました。
継続されている北朝鮮制裁は当面維持されることも決まりました。核兵器の脅威がなくなれば解除とされています。こちらは当面の課題となりそうです。
さらに、対話継続中は米韓合同軍事演習は中止することも取り決めました。
その中で何と言っても注目の点は、日本人の拉致問題に関してアメリカ側が提起したことです。数十年に渡って解決がなされなかったこの問題に本格的に取り組む姿勢を北朝鮮が見せることがあるのでしょうか。
金正恩委員長を米ホワイトハウスへ招待するなど今後の友好的な関係も視野に入れた内容を含む共同声明。
両者の関係性は日本にとっても非常に重要になりそうです。
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