最近『SDGs』という言葉をよく聞きますよね!
コンテストが開催されたり、イベントが開かれたりしていますが、そもそもSDGsとは何でしょう?
そもそもSDGsとは?
SDGs(Sustainable Development Goals)とは2015年9月、国連本部で、世界193の加盟国が採択した世界共通の持続可能な開発目標です。
地球環境や経済活動、人々の暮らしなどを持続可能にするために決められました。
SDGsは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後を継ぐ目標として設定されました。世界がミレニアム開発目標(MDGs)に15年間取り組んだ結果、多くの成果が見られましたが、その一方で途上国からはこんな意見も出ていました。
乳幼児死亡率の削減など、発展途上国が抱える問題を挙げ、解決策を探った。
だが、その内容は先進国が決めており、途上国からは反発があった。
進展には地域の偏りなどの「見落とし」があったとも指摘された。
(朝日新聞デジタル『SDGsって何?』2017.1.31)
その反省を生かし、SDGsでは目標作りから途上国が参加しました。
持続可能な世界を実現するためのSDGsには2030年までに達成を目指す17の目標と、目標を具体的にした169のターゲットがあります。
これは、国、企業、研究者、一般の市民、先住民、若者、社会的に弱い立場の人々など、あらゆる人たちの声を聴き、インターネットによる10000万人以上からのアンケート調査から決められた目標です。発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサルなものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。
2018年7月に発表されたSDGs達成ランキングにおいて日本は156ヵ国中15位でした。では具体的に日本の企業ではどのような取り組みをしているのでしょうか?
具体的な日本企業の取り組みは?
住友化学では、防虫効果のあり長期的に使える蚊帳を開発し、マラリア対策に効果を上げています。
またANAホールディングスでは、子供たちの自分の夢や未来を考える力をはぐくむ教育プログラム「ミライつく~る」を開催しています。この教育プログラムではANAグループ職員が講師となり、小学校で体験型の授業をしています。
企業だけではなく私たちの周りにもできることはたくさんあります。節電をしたり、女性の権利や環境変動についてSNSで友人にシェアしたりなど、寝ながらでもできることはたくさんあります!一人一人が自分のできる小さなことをすることで、世界が抱える課題を解決していけるといいですね!
参考文献
・外務省『SDGsとは?』
・外務省『日本の取り組み』
・国際連合広報センター『SDGsロゴ』
・ANAHP『ANA Blue Academy』
・ビジネス+IT『SDGsで貧困・健康問題をどう解決する?住友化学は蚊帳でマラリア対策に乗り出す』
・Edu Town SDGs 『SDGsとは みんなで取り組むSDGs』
・グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン
『未来につなげるSDGsとビジネス~日本における企業の取組み現場から〜』
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