若者が憲法9条について考えてみた【ZEXTフラットルーム】

こんにちは!若者が政治について気軽に議論している政治部ZEXTです!

ZEXTでは毎週木曜日の20時から、社会の色んなテーマを取り上げて議論する「フラットルーム」を開催しています!今回は、フラットルーム取り上げた「憲法9条」の中で行われた議論を紹介します。

憲法9条には何が書いてある?

まずは、憲法9条について簡単に解説しています。

9条1項 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

政府の解釈では、「自衛戦争は禁止されず、侵略戦争のみが禁止されている」とされています。

 

2項 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

政府は、「戦力」を「自衛のために必要な最小限度の実力を超えるもの」と定義しています。

自衛隊は「実力組織」であり、いっさいの戦力を持たない

と現在は、解釈されています。

議論は、「自衛隊は明記すべきか?」という方向に進みます。登場人物は、高校生のAさん、大学生のBさん、社会人のCさんの3人です。

自衛隊は憲法に明記すべき?

陸上自衛隊HPより引用

 

A「明記した方がいいと思います。今は恐らく出来ないことが多いと思うんですけど、例えば行動に関して限定的に列挙すれば国民は納得できるんじゃないでしょうか。」

B「どんな条文になるんだろう…(笑)でも明記された途端にそれまでと全く変化する、というものではないんだろうな。解釈のごたごたを解消するための改憲って気がする。」

自衛隊は出来ることを限定した上で明記すべきというAさんの意見。Bさんは、いま憲法9条で起きている自衛隊に関する解釈の違いを無くせるのではないか、という意見です。「自衛隊は明記すべき」という意見は、全員の中で共通していた印象でしたが、これは若い世代の特徴でしょうか?

明らかに軍隊に見える集団があり、防衛費もそれなりに装備を整えてきた状況を見れば、「現実とのギャップが大きい自衛隊を憲法に明記すべき」と思うのはまあ妥当な気がしますね。ただし、「自衛に限る」という点は議論を通して強調されていました。

 

C「こういった議論ってさ。もうこれ以上やっても生産性ないよね…(笑)自衛隊は明記すべきだと思ってるよ。」

確かに…。この議論が70年以上行われているってすごいですね(笑)

 

憲法9条の改正は議論すべき?

A「政治の世界で、憲法改正は絶対反対っていう考えを見るじゃないですか。そういうのはちょっと違う気がしていて、憲法改正の議論を認めないっていうのは違う気がするな。」

憲法をどう改正するかはともかく、「憲法改正の議論をすることには意義がありそうだから、頭ごなしにその可能性を無くすべきではない」という意見ですね。

 

C「ウクライナの問題が起きてから、親戚もみんなウクライナに強い関心を持ってるんだけど。安全保障とかに興味を持つことって良いことだと思うんだけど、勉強したての頃って過激な保守考えに偏ると思うんだよね。ウクライナの問題が起きて、それをきっかけに憲法問題に関心がいくというのは違うと思うんだよなー。」

ウクライナの問題をきっかけに憲法問題に関心を持つと、過激な保守思想に偏るのではないか」と危惧した意見ですね。たしかに、ウクライナ情勢が悪化した時、Twitterで「憲法9条」がトレンド入りした時に違和感があり、「ん?なんでだろう?」と思うことがありました。

なかには、「軍隊を派遣すべき」といった、あまり的を射ていない主張も散見されました。ウクライナ問題といった有事の際には、過激な思想の広がりが加速しやすくなると感じます。メディアでも「核共有」の議論が出てきていました。少し前までならあり得なかった議論ではないでしょうか。

 

まとめ

今回のフラットルームでは、「自衛隊に関する議論」「憲法改正に関する議論」、さらには「国民の考え方に関する議論」などについて、様々な考えや議論が生まれました。

今回は高校生から社会人の方まで、色んな人が議論に参加して、彼らがフラットに話してる場って面白いですね(笑)「憲法9条」という身近ではなく、センシティブな話題でしたが、皆さん勇気を出して発言してくれて良かったです。

そして、「自分ごととして深堀りながら考える」という思考は、受動的に学んだものよりも身に付きやすく、また個々に唯一のものになると思います。

フラットルームではこの感覚を大切にしていきます!

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