ゴールデンウィークを騒がせた、TOKIOの山口達也(46)さんが警視庁に強制わいせつ容疑で書類送検された事件。
その事件そのものだけでなく、テレビ番組などで「山口達也メンバー」という聞きなれない呼び方がなされたことも、ネット上で大きな話題となりました。
しかし実は、いつの間にか「山口達也メンバー」から「山口達也さん」に呼称が変わっていること、お気づきでしたか?
今回は、意外と知らない、芸能人の「呼び方」のルールをざっくり解説します。
山口達也氏の呼び方の変遷
山口「メンバー」となった時期は、事件発覚後から起訴猶予処分が下されるまでの間です。
起訴猶予処分が下されてからは山口「さん」となりました。
基本的に、書類送検の場合は「容疑者」は使いません。なぜなら、逮捕を伴う事件よりも書類送検は刑事処分が軽いことが多いため、人権に配慮して「会社員の女性」など匿名で報道することが通例だからです。
しかし今回は山口さんが著名人であることから、事件に対する社会的関心の高さや影響などを考慮して、匿名でなく本名での報道がなされました。
ただ、名前のみの呼び捨てを避けるために何らかの肩書き呼称が必要となり、その結果、TOKIOの一員という「職業上の肩書き」として「メンバー」という言葉を使ったようです。
報道機関の見解は?
この呼称に関して、報道機関は以下のような見解を示しています。
TBS:すでに和解が成立しているため、容疑者という呼び方ではなくメンバーと伝えてあります。
フジテレビ:メンバーという肩書きをつけていたのは、被害者との示談が成立していて、逃亡の恐れがないからです。
つまり、「和解したかどうか(もう逃げたり証拠を隠滅したりしないか)」が重要なポイントでありそうです。
しかし、すべての報道機関がそうではなく、読売新聞は容疑者という言葉を使用していました。
過去に使用された有名人の呼び方
過去にはどのような「変わった呼称」があったのでしょうか?
傷害罪により書類送検された、元お笑いタレント・司会者の島田紳助さんは、一部の報道機関で「島田司会者」と呼ばれました。
傷害罪により略式起訴された日本人ミュージシャンの布袋寅泰さんの呼び方は「布袋ギタリスト」でした。
また、(当時)SMAPの稲垣吾郎さんや草彅剛さんの場合は、同じく「メンバー」が使用されていました。
参考:https://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0507/myj_180507_7024549746.html
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