あなたにぴったりの投票方法をチェック

あなたにあった方法を!

★本日の記事のポイント★
・22日に投開票日に行くことも、その前に投票を済ませてしまうこともできます。具体的な方法をご紹介!
・住民票が現住所になくとも投票方法はあります。具体的な方法をご紹介!
・期日前投票と不在者投票を利用して、自分にぴったりの方法でで投票へ行きましょう。
ー記事作成 NPO法人Mielka (http://mielka.org) ー

はじめに

どうして今日、この動画を公開したのか。
それは今日10月11日が、衆議院議員選挙の投票開始日だからなんです。
え?投票日は10月22日じゃないか?
いえいえ、動画内でもお伝えした通り、期日前投票という魔法の制度を活用すれば投票日は今日から22日までの12日間続くのです。
更に、不在者投票なんていう制度も活用してしまえば、日本のどこにいたって投票することができます。
今回はこの「期日前投票」と「不在者投票」を交えた投票の具体的なhow toを簡単に紹介していきます。うまく制度を活用して、自分に最適な投票スタイルを見つけましょう。

自分に最適な投票スタイルはどう見分ける??

2016年、選挙権年齢が18歳に引き下げられたため、文字通り大学生なら誰でも投票が可能になりました。
しかし誰でも投票できるとはいえ、誰もが22日に投票所へ出向けるわけではありません。
自分に最適な投票スタイルを見極めるのに必要な要素は大きく、
①住民票が現住所にあるorない
②22日(投票期日)に投票しに行けるor行けない
の二つに分けられます。

それでは具体的に場合分けをして、それぞれの投票の行き方を見ていきましょう。

住民票が現住所にあり、移してから3ヶ月以上経っている場合

22日に投票しに行ける方「通常通り投票、もしくは期日前投票へ」

住民票が現住所にあって、22日に行こうかなというあなたは通常通り、お住まいの市区町村の投票所へ投票しに行きましょう。
具体的な場所や日時は個々の市区町村で投票日前に配られる入場券や案内などの通知に記載されています。ただし、実はこの通知を持参しなくても投票はできますので、忘れた場合も心配しないでください。
もちろん、どうしても22日に行かなければならない訳ではありません。なぜなら、投票日はたった1日だけではないからです。11日から21日までの間の方が都合がいいよ、というあなたは次に説明する「期日前投票」を利用してください。

22日に予定がある方「期日前投票」

いくら選挙といえども、仕事や旅行など、どうしても外せない用事があったり、他の日の方が都合がよかったりしますよね。そんなあなたには期日前投票制度がおすすめです。
実は10月11日から10月21日の間であれば、お住いの市区町村の期日前投票所での投票が可能なこと、ご存知でしたか?
時間は原則、午前8時30分から午後8時まで。
投票方法は投票期日の投票方法と全く同じなので、ややこしい手続きは一切いりません。
ただし、投票所や投票期間、時間帯は各市町村によって異なる場合がありますので、各自治体のHPなどであらかじめご確認くださいね。
あなたの1票を無駄にしないためにも、ぜひ期日前投票を利用しましょう!

住民票が現住所にないor 移して3ヶ月未満の場合「不在者投票」

引っ越しをしたけど、今の住所に住民票を移していない場合、もしくは住民票を移したけど3か月以上経っていない場合、11日から22日の間に旧住所地へ帰る時間があるという方は、是非そのタイミングで投票に行きましょう。期日前投票も活用できますね。
しかしそんな時間ないよ、という方も落胆しないでください。
どうしても帰れない理由があるあなたにぴったりな「不在者投票」という制度があるんです。
この制度は、選挙期間中に遠方へ滞在している方が、滞在先の市区町村で投票ができるというもの。長期の旅行や仕事の出張はもちろん、住民票が現住所にないけど、選挙期間中に旧住所地へ行けないという人にも便利な制度です。さて、それでは不在者投票をするためには具体的に何をすればいいのでしょうか。

不在者投票の流れはたったの4ステップ

1.住民票がある自治体のHPから投票用紙の申請書をダウンロード
(「『自治体名』+不在者投票」と検索すると探しやすい!)
2.必要項目を記入して住民票がある自治体へ郵送
(各市区町村の判断で、オンライン請求も可能)
3.郵送で投票用紙などが届きます
4.届いた書類一式を持参して各自治体の選挙管理委員会へGO
たったこれだけで終了です。
あとは記入済みの投票用紙を選管が住民票のある自治体へ届けてくれます。
ただ、ここで注意したいのが「3. 郵送」という点。投票用紙が届くまでどうしても時間がかかってしまうので、投票期日を過ぎてしまわないように早め早めの準備が必要です。
それだけクリアしてしまえばもう簡単。
文字通り、日本のどこにいても投票出来ちゃいますね。

最後に

皆さん、自分に合った投票の行き方は見つかったでしょうか。
期日前投票と不在者投票を利用して、「投票したいけど、22日は予定が入ってる…」「住民票を移してないから投票できない…」なんていう落胆とももうおさらばです。
あとは実際に投票しに行くだけですね。
色々な情報が錯綜して混乱しがちな今回の衆院選ですが、たかが1票、されど大切な1票。
ぜひ政策を見て、納得感をもって投票に臨みましょう。
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記事作成

NPO法人Mielka (http://mielka.org)
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【参考文献】
明るい選挙推進協会編著(2016)『池上彰の「マンガでわかる」投票ガイドブック』公益社団法人 明るい選挙推進協会発行
京都市(2013)「不在者投票」,<http://www.city.kyoto.lg.jp/senkyo/page/0000073939.html>2017年10月6日アクセス
総務省(2009)「投票」,<http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/naruhodo/naruhodo04.html>2017年10月5日アクセス
総務省(2009)「投票制度」,<http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/naruhodo/naruhodo05.html>2017年10月5日アクセス

2 件のコメント

  • 先日、友達から母が選挙に行きたいのに、車椅子で一人でも行けないし、重度の方が入る老人福祉施設の為、不在者投票を特に推進もしてないから、連れ出してくれない。体が重いので家族も連れて行く事も容易ではなく、福祉車両を借りると6000円するから選挙に行けないとの事。
    選挙に行って一票を投じ、自分の意思を伝えたいと思っているのにできない人がいるので、投票方法がもっと新しくなっていく事を望みます。

    • コメントありがとうございます。
      各社のアンケートでは「選挙に行きたいと思う」と答える若者は多いものの、実際の投票には結びついていません。
      一つには、なんでもスマホ一つで手に入り、摂取できてしまう現代。
      投票が「面倒臭い手続き」をたくさん経なければならないことが障壁になっていると考えます。
      そんな、やる気でなんとかなる、問題だけではない課題はご指摘の通りたくさん存在しており、
      ネット投票の可能性も模索されている中で、さらなる議論が進んでいってほしいと願っています。

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